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臨済寺復興支援訪中団2007 春

中国臨済塔訪問


臨済寺の復興支援を目的として、有馬賴底日中臨黄友好交流協会会長を団長とする旅行が催行されました 


石家荘 臨済寺


臨済寺は、1984年の開放以来改修が続けられ 現在、河北省仏教協会、正定県政府などが中心となり「臨済寺改修工作委員会」が発足し、全体的な改修事業が進められている


扁額には私の好きな「不二」

(ああ、すでに不二ではないね。丸ごと飲み込まなくちゃ)


有馬賴底 相国寺管長睨下、(金閣寺の和尚) 


みなで記念撮影です。そうそう足を運べるチャンスはありませんから感無量。かつてかわらがうえからぽろぽろと落ちる有様だった澄霊塔は現在では修復が完了し 最初の訪問団が両脇に植えた松の木もずいぶん成長していました。


塔の向こうに大雄宝殿、外部はまだ修復中ですが内部は完成していました。


大雄宝殿・蔵経楼の諸堂で諷経を行ないます。


有馬団長と本権法師の会談、住持である有明法師は病気療養中で面会できず残念でした。


チベットでもさまざまな仏像を眼にしましたが中国もピカピカした仏像が好まれるよう。


別れ際に、「あなたは結婚もしていないしお酒も飲まないのだね、ここで修行して帰りなさい、むりならいつでも留学してください」と言っていただきました。中国では結婚、飲酒は許されません、また収入も普通の人の1/10以下です。

河北省趙県にある柏林寺を訪問

柏林寺は趙州禅師が住した寺院として名高く、もと観音院と称した。十数年前までは趙州塔のみであったが、前住持の浄慧法師が大伽藍を再建し仏学院を持つまでに発展しました。


 
柏林寺はみるみる間に発展し、大変な大寺院となりました。このような寺院の復興には華僑の資本が多く投入されています。

 
チベットでもお目にかかった巨大タンカ(仏画)がここにも!祭りは済んでいましたが、私たち一行を歓迎して残しておいてくれたそうです。

 
本堂もさすがに立派です、正面のほとけさまの横に粒粒の模様が見えますか?なんだと思われますか?

 
木魚をおおせつかりました、小さな木魚、大きな木魚がありましたが 修行僧気分で粋がって大きいのを選びました。とても重い・・・

 手前のむすっとした和尚も、ニヤッと笑ってくれました。


実は壁のデザインは 仏が安置されているものでした。


ろうそくもずらりと並び、参拝者が引きもきりません。


精進料理をご馳走になりました。真ん中の具材を、めいめいのなべで煮ていただきます。


中国料理をいろいろといただきましたが今回の精進料理はかつてない印象深いものでした。大変に美味!

【平遥古城】
城壁が有名。一周6.1577km、城壁の高さは場所によって異なり6~10m、壁上部の幅は3~5m、壁底辺部は9~12m。城壁の内側には、600年前の町並みや店舗、市楼がそのまま残され、城壁の外側は近代的で、新しい町。



世界遺産となった城塞都市 塀の上を歩きます。


下を見るとまだこれから整備されてきれいになるようです。


麗江や大理のような町並みという感じでしょうか。


明代の装飾がそのままに残された町並みは味わい深いものです。


世界遺産の城塞都市の中に宿泊するホテルは安くありません、ここはなかでも一番の宿。見学だけさせていただきました。


下水もまだ張り巡らされていませんから馬で汲み取りにまわっています。


夜は綺麗に照明されていました


【鎮国寺】
鎮国寺は、建立当初の名を京城寺と言う。明嘉靖19年(1814年)に現在の名称に改称された。万仏殿は、中国木造建築でも最古の部類に入る。

【鎮国寺】

【鎮国寺】

【鎮国寺】

【鎮国寺】


【双林寺】
双林寺は、元の名を中都寺と言う。全部で10もの殿堂があり、前院、中院、后院の3構成でなる。これらの殿堂には、2000以上の芸術性高い仏像があり、その多さから、仏像の博物館との異名をもつ。


【双林寺】


【双林寺】


【双林寺】
・・・・・・・・・・(-.-


【双林寺】


【双林寺】

【広勝寺】
柏の老木が生い茂り、泉水が流れ、山紫水明の地。後漢の建和元年(147)の創建。上下両寺と、水神廊の3つからなる。上寺は柏の老木に取り囲まれ、山門を入ると、飛虹塔がそびえている。全体が黄緑藍三彩の瑠璃で装飾されているので、瑠璃塔とも俗称されている。下寺は、山麓に位置し、建物が、地形の起伏に応じて波状に並ぶ変化に富む寺院建築。



【広勝寺】
この寺院は山の上にあり、麓はコークスの工場、すすけた炭鉱の町の様相を呈していた。


門をくぐるとすぐに大きな線香(太さは3cm、長さは1m)が並んでいて参拝者は絶えない。


塔の基部、上にも登れるようです。




菩薩とはそばにいてくださる仏様、身近であることや現世利益において信仰が厚い。


日本では神社で執り行われるような行事も寺院でなされる、会社の社長さんが祈祷をお願いしているようでした。


特徴的な伽藍風景





【大雲寺】
俗に鉄仏寺といい、創建は唐の貞観年間(627~649)で、清の時代に地震で倒壊し、後に再建。最も有名なのは、方塔。6層からなり、第1~5層が方形、第6層が八角形で、八卦の方位にもとづいて建立。高さ30mあまりで、各層に釈迦・菩薩・羅漢・弟子と仏教説話をテーマとした瑠璃の部材がはめこまれている。


学生が多数闊歩していました、学校が隣接しているのか、中に寺院があるのか、学校があるのか?


各地に趣の違う塔が多種あり面白い


昔から頭だけなのであろうか?

【洛陽竜門石窟】
敦煌の莫高窟、大同の雲岡石窟と並ぶ中国三大石窟の一つ。現存する石窟は、計1352ヶ所もあり、全長は1キロにも及ぶ。盧遮那仏は北魏時期に作られた他の仏像にみられる西方のヘレニズムの影響を少しも感じさせない中国的造形美の極致である。

空相寺



少林寺よりすこし西に位置するこの寺もまた達磨に大いにゆかりのある寺で、再建が進められています。


大雄宝殿はきちんと整備され手入れも丁寧にされています。


日本達磨会の足跡がありました。


いつの時代も奇特な方がお寺を支えてくださいます。国柄か?住職はよく交代するのですが世話方たちはいつまでも根をはってくれています。


まだ道のりが長い。お金や時間以外に復興に必要な要素は多い。